ラインナップページのWOWYタブの解説です。
はじめに
WOWYはWith Or Without You(その選手がいるとき・いないとき)の略です。
選手を1〜5人選ぶと、選んだ選手の出場の組み合わせすべてについて、チームの成績を並べて表示します。行の数は2のn乗で、2人を選べば4行、3人なら8行、5人なら32行になります。
On/Offは1人の選手について「出ている・出ていない」の2通りしか見ませんが、WOWYは複数の選手の出場状態を掛け合わせて見ることができます。たとえば次のような疑問を確かめるための機能です。
- AとBが同時に出ているときだけ、オフェンスがうまく回っているのではないか
- Cがベンチに下がると、リバウンドで負けはじめるのではないか
- DとEは一緒に出すべきか、それとも交互に出すべきか
このページの数字はガベージタイムを除外したものを使っています。
各行の見方
各行の左側に、その組み合わせでコート上にいる選手(Players On)とコート上にいない選手(Players Off)が表示されます。その行の数字は、次の2つを同時に満たすポゼッションだけを集めたものです。
- Players Onの選手が全員コート上にいる
- Players Offの選手が1人もコート上にいない
残りの枠は誰でも構いません。 たとえば2人をOnに指定した行は、その2人を含むあらゆる5人の組み合わせのポゼッションを合計したものです。特定の5人組の成績ではないので注意してください。
裏を返すと、選ぶ選手が少ないほど1行あたりのサンプルは大きくなり、多いほど条件が厳しくなってサンプルは小さくなります。
集計の仕方
コート上の5人が入れ替わるたびに区切って保存しているラインナップごとの記録を、上の条件で絞り込んで合計しています。合計した数字から、Ratingsタブと同じ式で各指標を計算しています。
| 内容 | |
|---|---|
| POSS | その組み合わせのオフェンスのポゼッション数(サンプルサイズ) |
| ORTG / DRTG / NET | 100ポゼッションあたりの得点・失点・得失点差 |
| Offense | 自チームのオフェンスのThree Factors(PPS / TOV% / OREB%) |
| Defense | 相手チームのオフェンスのThree Factors(PPS / TOV% / OREB%) |
Defenseは相手チームの数字なので、PPSとOREB%は低いほど良く、TOV%は高いほど良い(相手のターンオーバーを増やした)ことになります。
注意点
まずPOSSを見る
WOWYで一番多い読み間違いは、ポゼッション数の少ない行の数字をそのまま信じてしまうことです。
選ぶ選手を増やすほど条件が細かくなり、1行あたりのサンプルは小さくなります。特に「全員On」や「全員Off」の行は極端に少なくなりがちです。数十ポゼッションしかない行のORTGは、シュートが2、3本入ったかどうかで20以上動いてしまいます。
数字を比べる前に、必ずPOSSのカラムを確認してください。なお、POSSが5未満の行は薄く表示しています。
調整はしていない
WOWYは条件に合うポゼッションをそのまま足し合わせただけの数字です。On/Offと同じく一切調整をしていないので、
- 対戦相手が誰だったか
- 残りの枠に誰がいたか
- どの時間帯に出ていたか(相手の主力が出ていたかどうか)
といったことを補正していません。そのため、差が出たとしても、それが選手の組み合わせによるものだとは限りません。因果関係ではなく共変動として読んでください。調整済みの評価が必要な場合はRAPMやGPMを一緒に見てください。
その他
- 絞り込めるのはシーズン・リーグ・シーズン時期・チームだけで、日付や対戦相手では絞り込めません。