チームスタッツページのPlay Contextタブの解説です。
はじめに
Play Contextタブは、チームの攻撃をどういう状況で攻めたかで3つに分け、それぞれの得点効率と割合を並べたものです。
| 内容 | |
|---|---|
| Transition | ディフェンスがセットされる前に攻め切ったプレー |
| Putback | オフェンスリバウンドからすぐに打ち直したプレー |
| Half Court | それ以外の、セットされたディフェンスに対して攻めたプレー |
このページの数字はガベージタイムを除外したものを使っています。
プレーという単位
このタブだけは、ポゼッションではなくプレーを単位にしています。1つのポゼッションは、オフェンスリバウンドで区切られて複数のプレーに分かれます。
- シュートを外し、オフェンスリバウンドを取ってもう一度打った → 1ポゼッション・2プレー
- 一度も外さずに終わった → 1ポゼッション・1プレー
オフェンスリバウンドのあとは、ディフェンスがもう一度対応し直すことになります。そこで区切ることで、「セットされたディフェンスに対して攻めたのか」「その前に攻め切ったのか」を分けて見られるようにしています。
3つの分類
Transition(トランジション)
ポゼッションの最初のプレーが、次の3つをすべて満たしたものです。
- ポゼッションがスティールか、フィールドゴールが外れた後のディフェンスリバウンドから始まった
- 開始から7秒以内にプレーが終わった
- 途中でプレーが止まり、スローインから攻め直していない
3つ目は、シュートではないファウルやタイムアウトで一度止まり、スローインから再開してシュートまで行ったケースを外すための条件です。一度止まってしまえばディフェンスはセットできるので、トランジションとは呼べません。ただし、シューティングファウルやチームファウルによるフリースローのように、止まった後にそのままフリースローで終わった場合は中断として扱いません。
スローインやフリースローの後など、止まった状態から始まったポゼッションはトランジションになりません。
Putback(プットバック)
オフェンスリバウンドの後のプレーのうち、リバウンドから3秒以内に終わったものです。
Half Court(ハーフコート)
上の2つのどちらにも当てはまらないプレーです。ポゼッションの最初のプレーで7秒を超えたものや、オフェンスリバウンドの後に3秒を超えて攻め直したものもここに入ります。
集計から外れるプレー
次のポゼッションのプレーは、どの分類にも入れずに集計から外しています。
- ガベージタイムとヒーヴ
- クォーター終了間際(残り2秒以下)に、シュートもフリースローもターンオーバーもないまま時間切れになったポゼッション
- テクニカル・アンスポーツマンライク・ディスクォリファイングファウルのフリースローだけで終わり、フィールドゴールのなかったポゼッション
各カラムの意味
| 内容 | |
|---|---|
| Plays/G | 1試合あたりのプレー数(3分類の合計 ÷ 試合数) |
| Pts/Play | すべてのプレーを合わせた、1プレーあたりの得点 |
| Half Court / Putback / Transition | 分類ごとのPts/Playと、全プレーに占める割合(%) |
| Play/STL | スティールで始まったポゼッションのうち、トランジションになった割合 |
| Play/DREB | フィールドゴールが外れた後のディフェンスリバウンドで始まったポゼッションのうち、トランジションになった割合 |
Pts/Play(Points Per Play)
分類ごとのPts/Playは、その分類のプレーで挙げた得点をその分類のプレー数で割ったものです。
Play/STL・Play/DREB
トランジションの割合そのものは、そもそもスティールやディフェンスリバウンドをどれだけ取れているかにも左右されてしまいます。Play/STLとPlay/DREBは、速攻のきっかけをどれだけ速攻に変換できているかを見るためのカラムです。
オフェンス / ディフェンスの切り替え
フィルタのサイドで切り替えられます。
- オフェンス — 自チームの攻撃
- ディフェンス — 相手チームの攻撃(相手にどういう攻撃をさせたか)
ディフェンス側では、Pts/Play・Plays/G・Play/STL・Play/DREBはどれも低いほど良いことになります。「相手にトランジションをどれだけ許したか」「ハーフコートで何点取られたか」が見えます。
注意点
- 割合(%)は3分類の合計に対する内訳なので、3つを足すと100%になります。
- Pts/Playは1プレーあたりの得点なので、RatingsのORTG(100ポゼッションあたり)とは単位が違います。オフェンスリバウンドを多く取るチームはプレー数が増えるので、Pts/PlayとORTGの順位は一致しません。
- 7秒・3秒という基準は、この分類のために本サイトで決めたものです。他のサイトの「トランジション」とは定義が一致しない可能性があります。